台湾へ、チェコ共和国からミロシュ・ビストルチル上院議員がやって来て数日経ちました。
9月3日には蔡英文総統との会談も行われた模様!
いったい何が話し合われたのでしょうか????
その辺を探ってみましょう。
蔡英文総統との会談内容は???
蔡英文総統「台湾の努力は世界に認められる」 チェコ上院議長と会談 https://t.co/mkaOqdoVO2
— 台湾ニュース@中央社フォーカス台湾 (@focustaiwanjapa) September 3, 2020
蔡英文総統は3日、チェコのミロシュ・ビストルチル上院議長と台北市の総統府で会談し、「価値観を堅持し続ければ、台湾が自由や民主主義のためにした努力は、きっと世界に認められる」と述べた。
このTwitter写真でお分かりのように・・・・
いやちょっと分かりにくいですか。
どっちがどっちに渡しているのか????
中身は勲章なんだって。
渡しているのは蔡英文総統。
受け取っているのがビスとルチル上院議長です。
なんで勲章を???
実は、ビストルチル上院議長がもらったのではなく・・・・・
今年1月に急死したクベラ前上院議長への勲章でした。
(クベラ元上院議長の事件については後述します)
きっと台湾としてもクベラ元上院議長を愛おしく思っていたのでしょうね。
ちゃーんと勲章まで授与するのですから。
しかもこの勲章は特種大綬
さて、蔡英文総統との会談ですが・・・・
もちろん勲章授与だけで終わったわけじゃありません。
ビストルチル上院議長はこうおっしゃいました。
価値観を堅持し続ければ、台湾が自由や民主主義のためにした努力は、きっと世界に認められるだろう。
ビストルチル上院議長
なんとも台湾にとって心強いお言葉ですよね。
蔡英文総統の挨拶もすごい・・・・
台湾はチェコと同様、権威主義体制に反抗し、民主主義を勝ち取る困難な道のりを歩んできた。
台湾は民主化の経験を栄誉とし、民主主義の防衛ラインを固く守ることで地域の平和と安定、発展に尽力していく。
蔡英文総統
こちらも、なんとも力強いお言葉。
こりゃあ習近平さんも怒り心頭でしょう。
クペラ元上院議長の謎の死
クべラ元上院議長ですが・・・・
簡単に言えば中国に殺されたようなものです。
もともとクべラ元上院議長は台湾訪問を考えていたのですが・・・・
それを嫌う中国に脅されます。
中国大使館の夕食会にて密室で脅された様子。
中国大使館からとチェコの大統領からも脅されていた様子。
チェコの大統領は中国よりなんです。
それぞれから2通の脅迫状を受け取っていたらしく・・・・
家族も危険にさらされていたとか。
クベラ元上院議長の死後にこの手紙が見つかりました。
もともとクベラ元上院議長は2月に台湾を訪れる計画でした。
ところが亡くなったのが1月20日。
心筋梗塞ということです。
この心臓発作は医師の見解では突然のものというよりは、中国から脅された1月17日ころから始まったものらしい。
それでもクベラ元上院議長は台湾行きを取りやめにはしなかったのです。
そこで意思を引き継いだビストルチル上院議長率いる団体が今回、台湾へやってくることになったのです。
だもんで中国も怒りまくっているわけですね。
何をしてくるのか不気味です。
チェコ上院議員団体の訪問の様子は以下の記事でもご覧ください。
台湾にチェコ上院議員がやって来た!その意味とは?チェコっていったいどんな国?
台湾にチェコ上院議員がやって来た!中国と米国はどう動くのか?